文学文化舎について

<文学文化舎>設立にあたってのご挨拶

<文学文化舎>代表 河地修

今日のグローバリゼーションの嵐は、当然のことながら、ますます経済面の充実が優先されています。その結果、文学文化諸方面の研究活動も、効率や収支という側面を重視しないわけにはいかず、遂には、そういった活動そのものが衰弱化している現況です。

このような国際化の時代こそ、固有の文化について、様々な観点から考察、発信していく活動が必要とされるのですが、大学における教育・研究活動も、実学偏重の時代潮流のなかでは、ずいぶんと息苦しいものとなってきました。

国際化やグローバリズムは、ともすると、固有の文化の軽視と逆にそれへの反撥として、偏狭的ナショナリズムを生ぜしめるものです。だからこそ、この国の文化を“理”として捉える“日本文学文化学”を立ち上げ、その旗印の下に、正しく“日本及び日本人を知る”ことを実践、発信していかねばなりません。

ここに、微力ながらも<文学文化舎>を設立し、インターネット時代に対応する“日本文学文化学”の発信事業を、積極的かつ軽快に展開することを目指す所以であります。

 

<文学文化舎>代表 河地修のプロフィール

1951年 山口県生まれ
1975年 東洋大学文学部国文学科卒業
1978年 東洋大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退
東洋大学文学部助手、助教授を経て、2002年 文学部日本文学文化学科教授
2016年3月、65歳を迎えたのを機に、専任職を退任
現在、東洋大学名誉教授、同大学院客員教授
この間、東洋大学短期大学、目白学園女子短期大学、群馬県立女子大学、昭和女子大学の非常勤講師等を歴任
専攻は、古代日本文学文化史論/王朝文学文化/物語文化システム論/伊勢物語論/源氏物語論
「王朝文学文化研究会」を主宰

– 主要編著書 –
『研究講座 伊勢物語の視界』(共著)新典社
『源氏物語の鑑賞と基礎知識 桐壺』(共著)至文堂
『中古文学研究』(共著)双文社出版
『源氏物語の鑑賞と基礎知識 帚木』(共著) 至文堂
『源氏物語の鑑賞と基礎知識 常夏・篝火・野分』(編集・共著)至文堂
『伊勢物語論集-成立論・作品論-』(単著) 竹林舎
『石田穣二 伊勢物語注釈稿』(共編)竹林舎
『阿仏尼本 はヽき木』(共著)勉誠出版
<河地修 ホームページ>を開設、日本文学文化について積極的に発信中

<文学文化舎>の主な事業

出版事業
講演会・講座
探訪旅行

<文学文化舎>概要

所在地: 群馬県高崎市
代表者: 河地修
連絡先: info@bunbun-sha.work